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母の日参り

 東京は1日雨。しかも気温は10℃。冬に逆戻りでコートを引っ張り出す。桜と雨は似合わない。靖国の桜も寒さに震えるよう。今年の東京の桜は3月21日に開花宣言が出たものの一向に開花せず、ようやく4月1日頃から見頃となる。場所によって開花時期がずれて行って長く楽しめたと言える。

 

 午後から法政大学新一口坂校舎501教室で第122回JFMAアフターヌーンセミナー。土屋義幸氏(日本香堂常務取締役)「母の日参り」と稲坂良弘氏「心を伝える 和の香〜現代に生きる1500年の香文化」のテーマでお話頂く。教室は始まる前に香が焚かれてほのかな香りが漂っている。

 

a1 土屋氏の「母の日参り」の話。日本香堂は香りの豊かさを伝える企業。お線香、香の市場規模、市場分析など徹底的に分析されて市場を活性化している。そのアプローチの仕方も勉強になる。日本香堂は国内企業かと思っていたが、海外8社、国内7社とフランス・エステバン社を買収したり、ベトナムに生産拠点を持っていたりする国際企業。

 

 「より健やかに、いきいきと、より安らぎを」のコンセプトの下で「癒し(健康)」と「祈り(文化)」の2本の柱で事業領域を広げている。市場の活性化の例として、喪中はがきが届いてはじめて訃報を知る経験をした人が8割いるそう。知っていれば…と残念に思う。そこで見舞いにお線香を送る。進物用のお線香が7年間で4倍と成長したそう。また、偶数付きの15日は年金支給日。この日には高齢者向け商品、お団子、羊羹、カリントウ、お線香などが売れるとのこと。今日初めてノスタリジア・マーケティングと言う言葉を聞いた。母の日参りもその一つ。母の日にカーネーションなどの花とお線香でお参りする。高島礼子さんを起用したCFも3月後半から放映している。

 

a2 稲坂氏の香の話。日本の歴史から紐解く。インドで生まれた仏教は長い時間をかけて日本に来た時には単なる宗教ではなく文化、学問が伝わった。その中に香の文化があった。香道、華道、茶道と500年前から共に発展してきた。香はその1000年前に歴史を遡ることができる。香の文化は1500年、一つの流れで語れるのは日本だけだと言う。香木、沈香(じんこう)は熱帯雨林の大木に傷がついて黴が繁殖、それが地中に埋まり香木となる。その中で最高級の伽羅(きゃら)は1グラム5〜10万円だそう。稲坂氏が会場で見せてくれた伽羅は230g。貴重なもので売らないそうだが2300万円となる。中国は王朝が変わると文化が変わってしまう。だから中国には香木はない。また香木の産地は香木をお金に代えてしまう。世界の香木はどこにあるかと言うと日本だけとのこと。東大寺正倉院にある聖徳太子ゆかりの香木は蘭奢待(らんじゃたい)と命名され、名の中に「東大寺」が隠されている。

 

 現生は穢れた空間。香を焚くことで体を清める。日本人は穢れと清めを知っている。西洋文化は具象の世界、日本は抽象の世界。例えば「香を聞く」と表現する。西洋のサッカーは勝ち、負けの世界。日本の蹴鞠は和の時間を持っているのであって勝ち負けはない。香の文化の話はとてもここで紹介できないが、何時までも聞いていたい話だった。匂いを嗅がしてもらった伽羅の香りが印象に残る。ピンと張りつめたような香り。

 

a3 15時からJFMA理事会、6月のセミナーテーマについて検討。日程は6月20日(火)10:00〜11:00理事会、11:00〜11:45総会、13:30〜17:00定例セミナー、17:30〜19:00交流会と決まる。18時半から山口料理「福の花」でイブニングセミナー。冷たい雨の中アイリッシュパブで2次会。よせばよいのにスタッフに薦められて3人で1リットルのハイボール。

 

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 母の日参り ポスターから

松島義幸 * - * 23:28 * comments(0) * trackbacks(0)

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