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昭和花き研究会

 もう少し前のことになってしまったが、会津の昭和花き研究会が解散してしまった。JA会津みどりに合流した。私もお邪魔させてもらって2013年に30周年を迎えて、次は50周年・・・その1、2年後に解散となるとは思いもよらなかった。ここで何か書くことでご迷惑をお掛けしてはいけないと遠慮してきたが、2月末に解散式も行ったようなので少し思いの丈を書かせてもらう。今頃の公開で、私の綴るようなことは、菅家さんのブログ(http://kanke.cocolog-nifty.com/)に訪れている方なら今更と言うところかもしれないが。


 産地としては、奧会津の自然を活かした生産、例えば昭和村で豊富な森林からの恵み、ブナの葉の堆肥、雪を貯蔵して冷熱源として夏利用する雪室などユニークであり理に適っている。自然との共生とその土地にあったものを生産(栽培適地)している。冬の積雪に備えて、パイプハウスが冬の間は解体して、シーズン前に組み立てる。これも大変な労力がいる。MPS:花き産業総合認証にもスタートするやいち早く取り組まれた。既に正に環境に優しい農業をやられているのだが、国際認証としての客観的評価(担保)を得ている。日持ち性向上対策についてもいち早く取り組み(というより要求される要件を元々満たしている)菅家博昭氏として認証取得して、更にはJA会津みどりの認証取得に導かれている。


 カスミソウのどんな品種を作るかについても研究熱心。国内外種苗メーカー、他の生産地との情報交換、流通・小売からのマーケティング情報を踏まえて選定している。特に海外からの情報を種苗メーカー、海外雑誌などからは勿論、自ら足を運んでこられたところに昭和花き研究会のすごさがあったと思う。


 カスミソウの需要の幅を広げるべく染のカスミソウの取組も熱心に進めた。綺麗に染め上げる条件、品種、薬剤、天候(温度、湿度)など模索して、それを他の産地にも公開、情報交換している。私はこの染のカスミソウが好きだ。例えばブルーなら、元々白いカスミソウを染めているので、飾っていると蕾が開いて白い花と混ざってくる。ブルーと白が混じって違った形で楽しめる。まるで天の川だ。


 カスミソウの臭いの問題にもいち早く取り組んでこられたと思う。菅家さんは、JFMA南米ツアー、アフリカツアーに参加され、或は自らイスラエルに飛んで、この問題に取り組んでこられた。情報を待っているのではなく、問題意識を持たれて、世界に飛び出して行くのに感心した。


 産地の営業としては直接のお客さんである市場を集めて営業会議をやると言うようなことだけではなく、全国の市場を自ら訪問して、市場・仲卸から小売にセールスポイントを訴求してきた。今では珍しいことではないかもしれないが、その先駆者であり徹底して継続してきた産地だと思う。


 小売の現場も訪問している。カスミソウがどのように使われているか、エンドユーザーの反応など顧客満足度を聞き取り調査して生産にフィードバッグする。七夕の日に向けてカスミソウフェアを開催するなど時にはイベントを仕掛けて、自ら店頭に立ってお客様にアピールすると共にお客様の反応を直に拾っている。


 何も昭和花き研究会、菅家博昭さん賛歌を綴るつもりではなかったが、書くとこうなってしまう。昭和花き研究会メンバーは、JA会津みどりに入ってこれからもカスミソウを作っていくのだから、看板が変わっても産地の皆さんは変わらずカスミソウを作っていかれるということなのだが、産地事例として、ファンとして、応援団としての昭和花き研究会を振り返ってみたかった。皆さんの今後の益々のご活躍を祈念する。


 ブログ「森のかすみ草」に昭和花き研究会の「卒業式&懇親会」の様子が出ている。私はこのブログを開けるのが、今は旦那様になられた菅家博昭さんの「記憶の森を歩く」と共に朝の日課になっている。昭和村の自然が切り取られていて癒される。http://morikasumi.exblog.jp/23726050/


 私にとって永久保存のポスター。昭和花き研究会のコンセプトが明確に表現されている。第一見ていて癒される。森の自然に吸い込まれそう。写真は菅家さんご自身で撮られたものだから驚く。
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松島義幸 * - * 12:52 * comments(0) * trackbacks(0)

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