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花き研究シンポジウム「日持ち保証販売の現状と展望」

 今日昼から明日の午前中まで筑波の花き研究所が主催で、平成25年度花き研究シンポジウム「日持ち保証販売の現状と展望およびそれを支援する技術開発」が、つくば国際会議場で開催された。1日目は、「日持ち保証販売の現状と展望」で私がトップバッターで、生産は香川県ノカーネーション生産者の香花園の真鍋さん、市場からJF兵庫県生花の吉田さん、小売店からは札幌の花佳の薄木さんがそれぞれのお立場で日持ち保証販売、品質管理について講演した。

 トップバッターの私は落語会でいえば前座、或いはマクラの役目。強調したかったのは、花の消費拡大を図るには、ホームユースや気軽な贈り物の花束をのばしていくこと。それにはお客様をがっかりさせないようにお花を楽しむ時間を確保する。そのために生産から店頭までのお花の環境を整える、日持ちと言う切り口で作業工程を見直していくことが重要と。採花から店頭までのリードタイムをい出来るだけ短くする、お店での滞留日数を管理することが基本となる。

a1 真鍋さんの話。4年ほど前に南米コロンビアツアーにご一緒して以来のお付合い。ハウスにお邪魔したこともある。今日のテーマは、「生産者段階における切花の品質管理」。香花園は、カーネーション一筋で38年、育種、育苗、生産を行っている。カーネーションは、花色が豊富、周年で採花とその魅力を熱く語る。いきなり「カーネーションは記憶する!」と言う。花は採花された後も温室のことを覚えている。例えば、湿度の高い環境では、蒸散量が少ないから水を吸わない。だから切った後も水の上がりが悪い。その結果代謝の悪い花となる。土、堆肥、土壌蒸気消毒、水やり、加温と栽培について説明。日持ちとは、基本的なことの組み合わせで、適切な生産管理と出荷までの管理だと言う。まだ、30歳位、頼もしい。若手のリーダー的存在と言っても過言でないだろう。

 
a2 市場代表はJF兵庫県生花の吉田さん。これからの時代の市場のあるべき姿として、品質管理、日持ち保証販売への取組、花き消費拡大の支援など話される。実際に日持ち試験室を整備して、市場としての品質管理を具体的に進めてきた中からの提言が有用だ。意識の高い生産者と販売店をコーディネートして、品質に関する情報を販売店に届ける。日持ち保証販売は、産地、市場、小売が一体となって取組むことが必要。日持ち保証販売や消費拡大の取組のポスター作製のために大型プリンターも導入されたとのこと。日持ち試験の費用は現在は兵庫県生花が持っているそうで驚いた。企業姿勢だそう。

a3 薄木さんの講演を聞かせてもらうのは何回目だろうか。「水揚げ&花のケア」という著書もある薄木さんだが、今日は3年間、自らのお店で日持ち保証販売を続けてこられた実績に基づく貴重な話を披露された。盛り沢山の内容でここでは紹介できないが、講演録がそのまま実務マニュアルになるような充実したものだった。品目別の花の管理方法、冷蔵庫の使い方(品目別保管温度管理)、顧客管理システムの導入など傾聴した。これを聞くには薄木さんを講師に招かねばならない・・・、と言うと、今でも引っ張りだこなのに薄木さんのご家族に怒られてしまいますが。

松島義幸 * - * 10:47 * comments(0) * trackbacks(0)

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