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世界の花き意業界の今 JELFAセミナーから

 9時に新百合ヶ丘の小田急フローリスト「レッスン店」にお邪魔した。日持ち保証販売実証事業の一環で、お花屋さんの店頭でお客様向けに切花の取り扱いや生け方などを啓蒙するビデオを制作するのに小田急さんに協力して頂くことになった。以前に法政大学エクステンションカレッジの花育講座にも参加頂いた中川さんが担当してくれて頼もしい。来週3日にビデオを収録することになった。

 午後からは、JELFAフォーラム2011に参加した。フローラホーランド社でアフリカエリアマネージャーのピーター・ボウマ氏から「世界の花き業界の今!フローラホーランドから見た発展」のテーマで講演を聞かせてもらった。2時間を超す講演内容をとても紹介しきれない。
 印象に残ったのは、生産地が赤道地域にシフトして、生産地から消費地までの距離が長くなった。そのために生産から店頭までの一貫した品質管理が重要で、ロジステックスが確立されてきている。品質、コスト面から船による輸送の技術革新が目覚ましく船便が増えている。採花からエンドユーザーに届けるまでのシステムをFFS(Fresh Flower Solution)と名付けて課題を解決していっている。50%のロジステックスコスト削減、コールドチェーンの確立、環境配慮、炭酸ガス排出量の減少を目指している。

 花きの輸送の履歴を評価する指標の「温度・時間値」(MPSジャパンは日持ち保証販売実証事業で”温度・時間値”と言っている)、「フラワーウォッチ値」(オランダ品質管理コンサル会社フラワーウォッチ社)をフローラホーランド社では「クール・チェーン・マネージメント」と呼んでいた。カーネーション、カスミソウ、ヒペリカム、アリストロメリア、バラなどケニアからヨーロッパで17日、エクアドルからヨーロッパで14日、エクアドルからアメリカで7日で船便でも運ばれている。カーネーションでは、80%が船便で日持ちが良くなったとの店頭シュミレーションの結果も報告された。
 
【世界の花き業界の今!】  フローラホーランドから見た
 1.世界規模での生産、取引は増加。切花生産は赤道地域にシフト。
 2.オランダの生産者数は、切花、鉢物共半減(1990⇒2008年)。但し大規模化。
 3.オランダ生産面積は、10年で切花900ha減少、鉢物200ha増加。
 4.消費拡大は東ヨーロッパ、特にロシア。
 5.販売チャネルは、生花店が残り、量販店の成長には限界。英国のみ量販店増加。
 6.産地から店頭までの総合的な品質管理が重要になっている。
   前処理、コールドチェーンモニタリング、情報共有化・透明性(IT)、日持ち試験
   フェアトレード(MPS含)、炭酸ガス排出量減少
 7.コールドチェーンを保てる船、トラック、鉄道便がエア便よりコスト、品質面で有利。

 続いて、JELFA常務理事米田氏より今年6月にロシアに視察した報告。ロシアの花き市場は日本の7分の一程度だそうで、自国での生産は10%位でほとんどをオランダからの輸入に頼っている。ホームユースはほとんどなく、ギフトでの消費のみだとのこと。面白いのは、ロシアの物日のトップは、3月8日の国際婦人デー(ミモザの日)、第2位が9月1日入学式、第3位が10月7日教師の日だそう。「口コミ情報」では、男性が考えるプレゼントは、花が1位で44%、2位がチョコレート・ケーキで14%、女性が欲しいプレゼントは、1位が花で46%、2位が香水・化粧品の17%となっていて、花がギフトの基本となっていて羨ましい。品種別嗜好では、バラ、スプレーマム、チューリップ、ガーベラの順。花の好きな色は、ホワイト、レッドの順で、最近は若者が中心に中間色が好まれると言う。
 量販店での花の扱いはほとんどなく、花屋さんや街頭のスタンドの花売りが中心。花を買うのは男性とのこと。ロシアは経済が石油、天然ガスに依存していて、給与の差も激しい。リーマンショックで花の消費の伸びは一時的には鈍化したものの、生活水準もまだこれから豊かになっていくことで、花き需要は基本的にはまだまだ伸びていくようだ。輸入から消費まで徹底したコールドチェーンが形成されていて、フェアトレード、MPSなど環境への配慮もされている。米田さんの写真で流通センターもMPSを取得していた。まとめると下記の通り。

【ロシアの花き事情】  JELFAセミナーから
 1.花き消費の規模はまだ小さいが今後発展する市場。
 2.ほとんどはオランダからの輸入に依存している。
 3.消費はギフトのみでホームユースはほとんどない。
 4.物日のトップは3月8日国際婦人デー(ミモザの日)
 5.男性があげたいプレゼントは花、情勢が欲しいプレゼントも花。
 6.花を買うのは男性。
 7.購入場所としては、花屋さんで量販店の花の扱いはない。
 8.コールドチェーンが徹底されていて、環境にも配慮。




松島義幸 * - * 01:30 * comments(0) * trackbacks(0)

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